映画上映<麦秋>
2012・12・24
デイサービス・憩いの家ダーマにおいて、小津安二郎監督の「麦秋」を上映しました。
1951年の作品ですから61年前の映画ということになります。主演は、原節子、淡島千景、笠智衆といったところです。
その他、懐かしい名前では、佐野周二、杉村春子、三宅邦子、宮口精二、菅井一郎などでした。

原節子が間宮紀子役で28歳の少々婚期をいっして家族も相手探しをしたりしていましたが、以外にも子持ちの幼友達
と勝手に一人で決めてきて家族が大騒動という設定でした。舞台は「北鎌倉」、小津安二郎は、鎌倉、江の島が好きだった
ようで、他の作品でも、この辺が舞台となっているものが多いようにおもいます。

私は、何とかプロジェクターを入手して、多くのお年寄りに昔懐かしい映画や音楽などを楽しんでもらいたいとおもっていた
ところ、新聞広告で小津安二郎監督集ということで格安(9作品DVD、1980円)であったのでネット購入したのです。
その作品の中から選んで「麦秋」としました。
その他は、「東京物語」「晩春」「お茶漬の味」「父ありき」などでした。


ダーマの利用者の皆さん及びスタッフの方々は昔を懐かしみながら、居眠りもせず2時間の映画に見入っていました!

以下の画像は、DVDからビデオカメラに写し、静止画像にしてPCに取り込んだものです。

1951年(昭和26年)に封切られた「松竹映画」です
「麦秋」のタイトルですね!
芸術祭参加作品となっていますね!
小津安二郎監督の「麦秋」、配役です。
お馴染みの配役ですね!
謙吉・二本柳寛は、杉村春子の子供で最後
には、杉村春子の思い切った行動で原節子
と結婚することになる。
配役、黒澤明監督の「七人の侍」に出演した
「宮口精二」さんが出ているのが印象的です
佐野周二は東京のオフイス街の会社の専務役

原節子さんです!
(間宮紀子役)
淡島千景さんです!
(田村アヤ役)

東京の会社の専務役の「佐野周二」さん。今の関口ひろしの
父親です。
佐野周二と淡島千景、ロングスカートが印象的ですね!
杉村春子さんが、原節子が自分の息子(健吉・二本柳)の
嫁になったらどんなに嬉しいかと冗談半分に言ったところ
原節子が、意外とあっさり承知してくれたので、嬉しくて、本当
なのね、間違いないのね!と原節子の手をとって喜んでいる
ところです。
矢部謙吉役(二本柳寛)、杉村春子の息子役、2〜3年前に妻が
病死、女の子がいる。この謙吉と紀子(原節子)は結婚すること
になる。

笑顔が素敵ですね!

最後は、めでたく一家で記念写真におさまりました!
映画上での設定、「間宮家一家」です。
上段左右が夫婦役<笠智衆と三宅邦子>、中央は原節子
笠智衆は原節子の兄、三宅邦子は兄嫁です。
前列は、原節子、笠智衆の両親で、菅井一郎、東山千栄子
です。

原節子が結婚が決まりお相手と秋田に嫁として出発という
ことで、一家で記念写真ということでした。
特別にお父さん(菅井一郎)、お母さん(東山千栄子)
でパチリと記念写真!
紀子(原節子)の提案で全員写真の後に二人で。

これで、謙吉と紀子は秋田県に行く事になる。謙吉は医者で秋田に転勤になる。秋田に発つ前日に、謙吉の母(杉村春子)が
原節子を謙吉の嫁にと言ったことが大騒動を巻き起こす。しかし、紀子(原節子)の決意は固く、家族も同意することになる。
という結末でした。人生は、1,2日で大きく変わることがありますね!昔懐かしい映画にも味があります!

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