箱根 金時山歩き    

平成13年7月12日  佐々木 武

金時山は標高1213mで、頂上の山小屋には「金時娘」がいることで有名である。今回は、仙石原近くにある、金時神社の駐車場にくるまを止めてそこからの登りになる。7月10日12時30分である。

70歳の男性を筆頭に60歳代の10名のグループで、うち女性が2名の参加である。私は、今回の世話役として、この10名を引率する役割をもっている。このメンバーは元勤め先OBのハイキング同好会の仲間である。

このグループを引率するのははじめてなので、全員の脚力などがわからないので、一番後ろについていくことにした。

登りは約1時間30分で頂上に着くことができた。天気は晴れでよかったのであるが、あいにくの夏空でもやっていて富士山はよくみえなかった。しかし、金時娘さんとたっぷりと話ができ、凄い娘さんがいるものだと、ただ、ただ感嘆するばかりであった。年齢を聞いたら、69歳だということである。とてもそんな年にはみえません、もう、こうして金時山の山小屋に通うこと55年だそうである。と、いうことは14歳のころから、こうやって金時山の山小屋に通っていたことになる。なんとも凄い娘さんである。

 

先日は、スイスのテレビ局が取材にきて、「ニッポンのハイジさん」と言っていったとか・・・。なるほど、それもうなずける話である。

 

その娘さんに、頂上に咲く可憐な花の名前を教えてもらった。「シモツケ」というそうである。頂上のあちらこちらに可憐な花をさかせていた。その他登山道脇には「ヒメ・アジサイ」がこれまた可憐に咲いている、こんな光景は、やはり多少の苦労をして、汗を流したおかげなのであろう。それで、よりかわいらしく眼に映るのであろうか。

 

頂上からは、富士山は拝むことができなかったが、芦ノ湖をはじめ大涌谷や仙石原など箱根を一望することができた。

下山は1時間ちょっとで、駐車場に着くことができた。これから、御殿場で一泊して「アウトレットモール」にちょっと寄って、元会社の創始者のお墓がある「富士霊園」により、それから河口湖の「ラベンダーフェステバル」を観て帰途につく予定である。

続編でそれらもご紹介できれば、ともおもっている。
写真は、写真集で紹介いたしています。

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