北海道、利尻礼文旅行
2009・4・24〜26
四度目の北海道旅行は、今回は、利尻島・礼文島一番乗り、というツアーであった!
何といっても三日間天気に恵まれて、三日間とも利尻富士が眺められたことであった。
バスガイド、添乗員さんの話によると、こんなことは本当に珍しいという。

また、一番乗りというように島のいたるところに雪が残っていて、花もまだまだこれからという時期
で、観光客も皆無のようであった。それだけに利尻山といい、きれいな海とといい、我々ツアー客
が独り占めしたような気分でした。

我々が訪れる前の日までは、風が強く悪天候で、利尻富士もみえなかったという。
一般に利尻富士と呼ばれる、利尻山は、標高1721mということで、すそ野まで真っ白な雪景色
で、とてもきれいで凛とした山である。

この利尻島には、稚内港からフェリーで100分である。利尻富士の裾野を一周バスで廻ることが
でき、島民はそのわずかな土地を利用して、漁業、観光業などで生活しているようだ。
島の収入は観光で得るのが60%だという。

今回のツアーは、クラブツーリズム首都圏の主催で41名の参加だった。大多数が夫婦のようであり、
親子連れや友達同士の方もみえたようだ。その中にかなりのご年配のご夫婦とお話をする機会に恵
まれた、ご主人は、6月で89歳だという。特に奥さんが温泉好きで、温泉巡り旅行をされているという。
今回の申し込みも奥さんだという。

ツアーでの参加は少ないようで、大体JRを利用した旅であると言っていた。それに時刻表を片手に
計画を立てるのは奥さんだという。凄いバイタリティーである、もう、100の温泉をまわったようで、
日本の大半の温泉地を巡っているという。だいたい月に2回程度、温泉旅行をするそうである。
このようは方のお話を聞くと、私たちにも勇気を与えてくれる。まだまだ、我々は頑張れるのだ、と。

ところで、今回の旅行は、最初は阪急交通社・中部セントレア発を検討していた。
その後、クラブツーリズムの今回のツアーを知ったのである。今回のツアーは首都圏主催なので羽田
発である。でも、いろいろ検討してみると、これも悪くないとおもえたのである。
羽田空港までは車で行けるし、駐車場も3日間で、5千円ぐらいである。車なら、どんなに早い出発でも
対応できる、それに価格的にも魅力があったからである。53800円/一人である。

そして、最終日程表が一週間前ぐらいに送られてきた。集合は、10時15分であった、そうすると逆算し
て、5時30分に家を車で出ようということにした。1時間ぐらいは余裕を持たなければと・・ カーナビを
セットすると東名は横浜町田ICから保土ヶ谷バイパス、横浜新道、高速横羽線で羽田ICへ、と出た。
こんなルートもあるのか?とおもえた。私は、東名を東京用賀IC経由首都高速を渋谷、飯倉、芝公園
から羽田、という経路を考えていた。

だから、おう〜、そういうルートもあるのか、そのルートもおもしろそうだと変な所にファイトがわいてきたの
である。初めてのルートというのは、それなりに緊張もするし、事前に地図などでも調べておかなければい
けないからだ。

もっとも、よいことだけではない、トラブルもあったのだ。

浜松から羽田空港まで、初めての道路を通ったので道を間違えたりしたが、4時間弱で羽田空港の
そばの民間有料駐車場に三日間、車を駐車した。その駐車場から空港
までは、無論、無料で送って
もらえる!


朝の5時15分に我が家を出発、東名を横浜町田ICで降りて、保土ヶ谷バイパス、横浜新道、高速横羽線
で羽田ICで降りたのですが、保土ヶ谷バイパスでは、横須賀方面
へ行ってしまって、間違えました!
東京・八王子方面へ行かなければいけなかったのですが、どうしても八王子というと、いつも行く所沢方面
だし、何となくそっちではないと、こころが拒否反応、横須賀方面に行ってしまった
のです。
すぐに次のICで降りて、乗りなおしましたが再度のミスで二度間違ってしまいました。

でも、浜松から羽田まで、こんな行き道もあるのかと、新しい発見をしたのでした。
そして、利尻島での夕食のときに、6月に89歳になるというご主人と奥さんの二人連れに食事のときに話しか
けてみました。そんなことで、帰りのフェリーの中でもお話をしながらひと時をすごしたのです。


今は、二人暮らしで、神奈川県厚木市に住んでいて、ご主人は大病をして、今は耳が遠いようですがカクシャク
としていましたが、このような旅行は奥さまが計画するそうです。主人を一人では家に
おいていけないので、
旅行に連れてくるんだ、とも言っていました。なんでも、ご主人は、一人では
何もできないんだとか言っていま
した。亭主関白だとも言っていましたが、そういうご主人に仕立
てたのも奥さんのはずなんですけどね!

ご主人の大病は、お酒が好きで、奥さんに隠れて飲んだりして、それが原因ですい臓を患ったそうで奥さんは、
三ヶ月間寝ずの看病で大変だっとというお話でした。

ご主人は、東京大学を卒業して、静岡大学の教授をやっていたこともあって戦争には行かなくてすんだとか。
生まれは静岡の金谷で、浜松周辺にも兄弟、親戚が多いというような話をフェリーの中でも
してくれました。
奥さんの生まれは、愛知の岡崎だとも・・

5月には北陸の温泉と、九州の温泉巡りだそうです。

それにしても、利尻山は魅力的な山でした!別名、利尻富士といわれるように立派な風貌でした!

前日までは、雪が降っていたとか、道端にはまだ雪が少し残っているところもありました。稚内からフェリーで
1時間40分、利尻から礼文まではフェリーで40分、帰りは礼文から稚内まで
2時間でした。

でも、二日目にアクシデントがありました!今度の旅には靴は何を履いていこうかとおもったのですが、スニー
カーでもいいかともおもいながら、げた箱をみると、茶色の以前履きなれたトレッキングシューズ
がありました。
軽いし履きやすかったのでこれにしました、何年振りかで履く靴でした。
一日目はよかったのですが、二日目に
なったら、何と、その靴の底がはがれてきているではありませんか、
それも、少々ではないのです、ベロンと
はがれそうなんです、しかも左右両方ともです。
仕方がない、騙しだまし履くしかない、でも今日は二日目は礼文
島・桃岩展望台、澄海岬<すかいみさき>
スコトン岬など山歩きもあるようだ。そして、やはりだめだった、靴の
底が途中ではがれてしまった。

仕方がない底なしで歩いた、足袋だけをはいて歩いているような感覚だった。でも、見ためには外からはわか
らないようだった、身長が1cmぐらい低くなっただけかもしれない。

しかし、このままフェリーに乗り、飛行機に乗って羽田まで、とはいかにもみじめである。今日の宿泊場所は礼文
島の香深<かぶか>という、島では一番大きな町のようである。もし、靴を売っているような店
があったら、スニー
カーでも買おうとおもった。ホテル、三井観光ホテルには、4時ちょっと前の到着で
あった。部屋に荷物を置いて、
フロントに降りて聞いてみた、この辺に靴を売っているお店はありますか?
と、するとすぐそばに郵便局がありま
す、その2〜3軒さきに靴屋がありますよ!ということだった。
そして、行ってみるとホテルから徒歩7分ぐらいの
ところに「小坂商店」という靴屋があった。


奥さんらしい方が出てきた、靴がだめになったので安価なスニーカーを探しています、というと探してくれた。
二種類のスニーカーを出してくれたが、そのひとつを選んだ、2500円であった。

でも、10%割り引いてくれた、2250円だ、これで何とかフェリーでも飛行機でも気にせずに歩ける、みじめなおも
いもしなくてよい、よかった。

さ〜て、明日は礼文島香深港から稚内港までフェリーで戻ることになっているが、昨日から日本本土を低気圧が
通過して札幌などに雪を降らせているという。強風もともなっているという、この低気圧の影響で海が荒れ、4mの
高波になるとフェリーが欠航ということがあるらしい。
欠航の場合は、もう一泊島で泊まことになる、そしてその費用は7〜8千円で客もちだという話も添乗員からあった
が、何とか我々の便は出航となり、午後便からは欠航のようだった。よかった、よかった!

今回の旅行では、添乗員は稚内在住の鈴木さんという女性で、稚内空港で ツーリズムの旗を立てて待っていてく
れて、利尻・礼文のことを熟知していて的確な案内だった。それにバスガイドも稚内、利尻、礼文と3人の女性も、
それぞれ島を誇りにおもっているようにみえ、一生懸命島を説明しようとする様子がうかがえて、好感がもてた。
バスは、島を含めて全て宗谷バスだった。

また、宿泊所は、一日目は、町営「ホテル利尻」であった、派手さはないが、しっとりとしていて温泉もよかったし
よい宿だとおもえた。バスガイドさんも言っていた、利尻では、ここが一番のお勧めの宿だとか・・
それに二泊目は、利尻の香深港近くの「三井観光ホテル」だった、何となく三井というと三井財閥をおもいだし、
あまりいい印象ではなかったのであるが、帰りにバスの中で添乗員が説明してくれた中に、ホテルの売店でレジ
などをやっていた方が、社長の三井さんですよ、と聞き自分の先入観で物事を判断してはいけないことを改めて
知った。


三日間とも晴天で利尻富士がどこに行っても眺められました!満足、まんぞくの三日間でした!

以下は、旅行の主催会社からの行程です!

クラブツーリズム主催
主催者PR文
2009年待望の礼文温泉へ一番乗り!
礼文島と利尻島の2島に宿泊でじっくり観光!花と大自然をゆったり愉しむ3日間

行程
一日目、4月24日(金)、羽田空港集合10時15分羽田発11時05分、稚内空港着12時55分
                 稚内港→利尻島→富士野園地→ホテル利尻<利尻海鮮御膳>

二日目、25日(土)利尻島・仙法志御崎公園・オタトマリ沼→礼文島・桃岩展望台・スコトン岬・澄海岬

              船舶漁協直営店昼食「三色丼」→三井観光ホテル

三日目、26日(日)礼文島→稚内港→北防波堤ドーム→宗谷岬→稚内空港発13時50分、
             羽田空港着15時45分

             横浜経由、横浜町田ICより東名で浜松まで、車で帰宅する予定。

帰途の東名は、横浜町田〜浜松間は、通常4950円が、休日特別割引の恩恵にあづかり千円であった。

青森の下北半島上空です!半島の先端は、「尻屋崎」とおも
われます。
飛行機は、座席が3席×3席の配置でした。
我々の席は17列目で、やや後方でした、でも翼の後方でした
ので、視界は良好でした!
北海道、大雪山上空あたりとおもわれます!
利尻島に向かうフェリー、サイブリア宗谷、です!
このフェリーに乗って、稚内港からで利尻島・鴛泊港<おしど
まりこう>まで1時間40分です。
さて、これからは、利尻山、別名利尻富士の競演です!
鴛泊港に入港寸前のフェリーからです!雄大ですね!
鴛泊港に入港後、バスで15分ほどのところ「富士野園地」
から、やや山容が変わってきましたね!
二日目の朝、ホテル利尻からの朝日が出てくる寸前です!
ホテルは、町営ですが派手さはなく、よい印象の宿でした。
ここからの利尻富士は、右側が鋸状の岩が厳しさを表現して
いるようです。
二日目の「仙法志御崎公園」から!どっしりとした山容です!
オタトマリ沼からです。手前の雪を入れてみました。
雪の向こう側に沼の水面がみえます。
同じ、オタトマリ沼です、沼の水面に利尻富士が映っていま
すね!何といっても、雲ひとつない晴天で山も引き立ち、
素晴らしい!
礼文島からの利尻富士、この姿も、また美しい!


ここからは、礼文島からです!
礼文島香深港の近く、「桃岩」です!左上部の展望台まで
登山?でした!
桃岩の登山後、金田岬にある「船舶漁協直営店」での昼食
「三色丼」である。
三色丼のほかにホッケも頼んだ。三色丼には、イクラ、ウニ
ホタテが別盛で出てきて、丼にのせるもよし、ご飯とは別に
食べるもよしだった。別に出てきた「塩ウニ」は、薄塩でウニ
の香り、味がすごくよかった。
ウニの体験試食である。この大きなウニを自分で解体し食べ
るのだ。5粒入っていて、ペロット食べた、5百円だった!
澄海岬<スカイミサキ>への登りである!
澄海岬からの眺望!
スコトン岬
正面の島は、「トド島」というそうだ。真冬にはドトがたくさん
上陸するという。
宗谷岬
「日本の最北端」の碑は、工事中でシートに覆われていた!
また、ひどい強風で、立っているのも、ままならなかった。
参加者中、最年長のKさんご夫婦と・・・
帰りのフェリーの中で・・  奥さんは、年をとっても旅が一番
とおっしゃっていました!

国内の旅へ戻る


inserted by FC2 system