東北2大半島の旅、その2
下北、恐山、仏ヶ浦
2007・7・22〜24
二日目は、浅虫温泉を7時30分と早い出発であった。
まず、「野辺地」を通過、この野辺地という地名は、父親からよく聞いていた。
父は、七戸町で生れたから、この辺のことは詳しかったのであろう。
野辺地は、下北半島の付け根である、これから、下北半島のナタの柄の部分を
上って行く。牧草地があったり風力発電の風車があったりで、隆起に富んだ地形
である。ちょっと北海道の雄大さを思い出す。
そして、ナタの部分を越えて、むつ市に入る。ここでトイレ休憩を兼ねて「下北名産
センター」に立ち寄る。入口の両脇には、ねぶた、の展示がされていた。
近くには、「釜臥山」<879m>が聳える、特徴のある山容である。
そして、「恐山」へ到着した。恐山は、名前のとうり、薄気味の悪い印象をもっていた
が、とんでもない!「宇曾利湖」といい、とても風光明媚な素晴らしいところであった。
そして、恐山を後にして、大間崎経由で佐井村へ。ここで、昼食をとる、「下北名物・
ホタテみそ貝焼き」だという。このレストランからは、徒歩で「佐井港」へ。
観光遊覧船で、「仏ヶ浦」観光である。素晴らしい、奇岩の数々を観ることができた。
これは、海上から船で観るしかないようなところに奇岩がある。
下北半島の柄の部分の国道279号線を「はまなすライン」 というらしい、六ヶ所村付近の風力発電の風車が、これま た美しい。ちょっと、曇り空であった。 ここを越えると、「横浜町」という地名があった。下北にも横 浜があるのだ。 |
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むつ市に入って、雲の合間に顔を出した、「釜臥山」かまふせ やま<879m>である。 |
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むつ市内、「下北名産センター」 トイレ休憩をかねて立ち寄る。 |
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センター入口にある、「ねぶた」。 | |
いよいよ、「恐山」である。どんなにか、恐ろしいところかと おもいきや・・ |
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溶岩のような岩が・・、でも、岩が白い、硫黄の匂いもする。 | |
恐ろしいところ?とんでもない! | |
「宇曾利湖」も、こんなに綺麗な水をたたえています! 正面の山は、「大尽山」<828m>とおもわれる。 これまた、きれいな山容である。 恐山は、本当に風光明媚である。 |
観光遊覧船、「しもきた号」である。かなり高速で、仏ヶ浦 に向う。 |
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「五百羅漢」という岩 高さは80m以上であろうか。 岩の名前は、ほとんどが仏の名前がついているという。 それで、「仏ヶ浦」という地名になったという。 |
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「鳳鳴山」という岩 この岩は60mぐらいか・・ | |
「天龍岩」という | |
極楽浜 ここには、船を接岸して散策できた。 ここから、再度乗船して、「牛滝港」へ。 しかし、素晴らしい光景であった。東北の海の景勝地は 岩手・宮古の浄土ヶ浜、北山崎などに行っているが、こ こも素晴らしい! |
上記、岩の名前は、遊覧船でもらったパンフレットと照合しているが正確性は?である。
牛滝港からは、バスに乗り換えて、脇野沢港へ。ここから対岸の津軽半島、蟹田港に
フェリーで渡るのである。15時30分のフェリーだという、これに遅れると大変だという。
ぐるっと、青森市内経由でバスで行かなければならないという。
しかし、何とか余裕をもって到着したようである。フェリーは、1時間の旅であった。
津軽半島の蟹田町からは、バスで津軽半島を横切って、十三湖のそばを通って、日本
海側の道路を岩木山目指してバスは走る。国道を走らず、農道を少し広くしたような信
号のない道路である。
標識には「メロンロード」とやさしい名前がみえたが、ガイドさんの話しでは、別名「弾丸
道路」というそうである。この名前の方が当たっているようだ。確かに、バスは弾丸のよう
に突っ走る。
津軽半島は、下北半島とは対照的に平野が広大である。「津軽平野は〜」と吉幾三の歌
にもでてくる。湖沼が多い。
そして、岩木山がみえてきた。今夜の宿泊地は、この岩木山の山麓、「鰺ヶ沢高原温泉」
のプリンスホテルだという。遠くからも、岩木山の麓にみえていた、立派なホテルであった。
18時30分到着予定が、18時ちょっと前には到着した。ドライバーが相当、頑張ったので
あろう。
さて、明日は、三日目で最後の日である。天気も何とか大丈夫のようである、幸運ではある。