九州一周の旅
2007・4・23〜27
九州は何度か行っているが、今回は今までに行ったことのない薩摩半島、天草
が含まれていて、4泊5日でありながら49800円という価格に魅力を感じて参加
することにした。

セントレア<中部国際空港>から福岡空港までは飛行機であり、九州内の5日
間は佐賀県唐津にある「昭和バス」のバスであった。ドライバー、ガイドさんは5日
間同じ方であった。
ふたりとも、安全運転と適切なガイド振りで好感が持てた。

セントレアは11時55分発、福岡には13時25に到着した。ここで、添乗員と合流
したが、バスは2台で参加者は91名であり、しかも飛行機は別便だが、もう
一台バスが加わり3台のバスで、全員で135名だという大所帯で、ほぼ行動をとも
にすることになった。殆どが夫婦連れであり、勿論熟年である。

初日は、前回のツアーと同じコースである。日田・豆田町〜湯布院〜別府、というコ
ースである。宿泊は、少し海から離れたところにある、「サンバリーアネックス」という
ホテルであった。

二日目は、別府市内の「湯の里・湯の花小屋」を見学してから、湯布院を抜けて「や
まなみハイウエイ」を52.5Kmを完走して「高千穂峡」へ、そこから「日向・馬の背」へ、
馬の背は初めてであったが絶景であった。ここからは日南道路を海岸ぞいに宮崎・
青島へ、二日目の宿泊は、「青島グランドホテル」であった。ここは、かっての読売巨
人軍のキャンプ宿泊地だったそうで、内部には、寄書きなどの巨人軍関係の資料が
イッパイであった。
このホテルの女将さんであろう。和服姿で、挨拶があり、料理の説明もされていた。
ツアーの団体にたいしては珍しいことである。団体客といえどもおろそかにはできな
いはずである。

三日目は、堀切峠を越え「鬼の洗濯板」と称する、岩が洗濯板にみえる海岸ぞいを
しばらく走り、「鵜戸神宮」を訪れた、ここは海岸そばの岩窟に神社がある変わった神
社である。九州に初めてきた、20数年前に一度きたことはあるが、それ以来なので珍
しく感じた。

ここからは、鹿児島・桜島に向う、桜島は噴煙がほとんどみえなかった。そして、フェリ
ーで15分鹿児島市内に降りて、そこからは池田湖に向い、ここから開聞岳を望んだ。
「薩摩富士」と言われるように独立した山容は、富士そのものである。
ここからは、戦時中の特攻で有名な「知覧」に向う。「知覧武家屋敷」を見学してから、
霧島に向う。今夜の宿は、「霧島第一ホテル・スパヒルズ」である。

四日目は、霧島から高速道路を八代に向い、ここから「天草五橋」を渡った。「殉教公
園」や「大江天主堂」を見学したが、どこも「天草四郎」の銅像がみられた。
そして、鬼池港からフェリーにて有明海を口之津港に向った。約30分のフェリーの旅
であった。また、オプションで、「イルカ・ウオッチング」があり参加した人たちは、真じか
でイルカが観れたと好評であった。
ここからは、長崎市内へ、長崎では山の上のホテル「矢太楼」<やたろう>であった。

五日目は、長崎市内観光で「平和公園」「めがね橋」「南山手洋館群・大浦天主堂・グラ
バー邸」を観光し、長崎を後にして嬉野へ、そして「水郷柳川」へ、ここでは「北原白秋
記念館」を見学した。
オプションで、柳川船下り、があったが前回経験しているので、今回はパスした。
そして、ここから一路福岡空港へということになった。
途中、大川市、久留米市など筑後平野の一般道を走る中、ガイドさんが佐賀県の県鳥
「カチガラス」<カササギ>を紹介してくれ、電柱に巣を作っている、それをみせてくれ、
カチガラスをみつけようとしたが、中々みつけることができなかった。もう諦めた頃、電線
に止まったり飛んでいるカチガラスを数羽、見ることができた。ちょっとした感動であった。
一般のカラスよりは少しこぶりで尾が長く腹が白かった。

そして、福岡空港19時30分発、セントレア20時50分着であった。ここからは、浜松西
IC駐車場まで遠鉄バスで帰り、自家用車で我が家までということになる。空港では、お
もったよりも早く荷物が出てきたので、21時25分のバスに乗れた、駐車場には22時
55分、ガソリンを入れて家に着いたのは23時15分であった。

こうして、今回の四泊五日の旅は終った。

最後にトラブルをひとつ
九州旅行の3日目の宿泊先、霧島第一ホテルでのことです。
今夜の部屋割が添乗員からメモカードに記入されて渡されました。511号室でした、
5階です。部屋には鍵がかかっていなくて、部屋に鍵があるということでした。

ところが、511号室には鍵がかかっていました。あれ〜、自分が部屋を間違えたのかと
おもってメモカードを確かめましたが、たしかに511号室となっていました。
ホテル側のミスで部屋に鍵をかけてしまったのかとおもい、フロントに行こうとすると、
中から扉が開いて女性が出てきたではありませんか、「ここは私たちの部屋ですが!」
とカードをみせました。

ご主人とおもわれる男性も出てきて、「すみません!」と言っていました。
でも、けげんそうです。もう、浴衣に着替えていましたし、これから、この部屋を使うにも
手間がかかりそうなので、私たちは、「いいですよ!あなた方の部屋番号を教えてくだ
さい、私たちはそちらを使いますから」そういいましたが、その方たちのカード番号を
みますと、何と511号室と書いてあるではありませんか!

このことをフロントに伝えると、フロントマンが飛んできました。「申し訳ありません!」の
平謝りです。謝るのは当然ですが、510号室と添乗員が書き違えたようです。そして、
私たちは510号室におさまって決着しましたが、その後、添乗員の20歳そこそこの女性
とホテルマンが部屋に謝りにきました。添乗員が「申し訳ありません!」と言いましたが、
「いや〜、いいですよ!」などとは、とても言えませんでした。「本当!大変なおもいをし
ましたよ!」と言っておきました。

それは、それでよかったのですが、添乗員にしてみれば大きなミスを犯したことになるは
ずです、カードに記入したのは添乗員なのですから、ホテル側には責任がないようにお
もわれました。
次の日の朝です、添乗員と顔を合わせましたが、昨日のことはなかったような顔をして
います。「おはようございます!」と言っただけでした。

私たちは、少なくとも「昨夜は、大変申し訳ありませんでした!」ぐらいの重ねての謝罪
はあるとおもっていましたが、ちょっとあ然としてしまいました。若い添乗員にとっては、
昨日のミスはたいしたこととはおもっていないのでしょうか?ちょっと、信じられない気持
でした。

この時までは、若いのに頑張っているな、とおもって声をかけたりしていたのですが、
それからは、こちらは気分が悪く、口もききたくなくなり、話し掛けませんでした。
こうなると、この添乗員の言葉使いまで、気にいらなくなるんですね、「皆さんの今夜泊
まるホテルは、○○ホテル”か”とおもいます」という、何か言う時、この”か”とおもいま
す、という言い方をするので気に入らなかったのです。かとおもう、ではなく、こうです!
と断言すべきなのですが・・

「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い!」とまではいかなくとも、こんな心境でした。
添乗員のちょっとしたミスにより、というか、ミスは仕方ないのですが、その後の対応
の仕方によって相手の気分は大きく左右されることをこの添乗員はもっと勉強するべ
きでしょうね。
旅の終りでのアンケートには、このことを書いておきましたが、はたしてこの添乗員
は気がついてくれるでしょうか?

一台のバス、45名の大所帯の添乗員で大変だったのでしょうが、客である我々には、
それを同情する必要はないはずですから・・

日田・豆田町
前回もきているので、今度はゆっくりと散策。
燻長酒造<クンチョウ>で焼酎の試飲。
「由布岳」
湯布院から望む。古くは由布という地名だったが、地域の
合併で「湯平」地区と合併の時に、湯平の”湯”をとって
「湯布」とし「湯布院」となったそうだ。
それで、JRの駅名は「由布院」、山も由布、町の名前は
「湯布院町」となっているという。
別府のホテルから、猿で有名な「高崎山」を望む。
別府、「湯の花小屋」
高千穂峡、「真名井の滝」ポスターなどで有名なところ。
日向岬の「馬の背」
上空からみると、このあたりが馬のたてがみのように見える
そうである。
何十メートルかの上から、こうして見ていると吸い込まれそう
になる。怖い、こわい!
宮崎・青島のホテルからみた「青島ドーム」雨天練習場に
なっているという。このドームの右側に野球場、「サンマリン
球場」とか・・ 元は「宮崎球場」といっていたが、公募で、こ
の名前になったとか・・
堀切峠からの「鬼の洗濯板」
海岸の岩が洗濯板のように波で侵食されている。
鵜戸神宮<うどじんぐう>、海岸の洞窟に安置せれている。
鵜戸神宮入口を上方からみる。
鹿児島・桜島
鹿児島港に向うフェリーの船上から・・
「知覧武家屋敷」の曲り家。
知覧武家屋敷の庭園。
池田湖と開聞岳、ちょっと霞がかかっていました。
手前の花はポピーなどです。
池田湖、「イッシー」の想像した像だという。
後ろの樹は、ワシントニアパームとか・・
天草五橋、の4号橋のそばに建つ、「天草四郎像」
手には鳩がとまっています。
天草、「大江天主堂」
長崎、平和公園、「平和の像」
長崎港では、「帆船祭り」が開催されていました。
ロシア船、「パラダ」だそうです。他にも多数停泊していまし
た。
長崎、めがね橋
川に映った橋を含めて、めがねに見えますね!
長崎、大浦天主堂。近くにグラバー邸があります。
柳川、「北原白秋」の生家。今は、記念館になっています。
2号車の添乗員とガイドさんです。5日間、お世話になりま
した!
バスは、佐賀県の「昭和バス」です。
ガイドさんが教えてくれた佐賀県鳥の「カチガラス」<カササ
ギ>です。分類上は、サギではなく、カラスの仲間とか・・
一般のカラスより少しこぶりです。
この画像は、佐賀県HPより転載させてもらいました。

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