大腸内視鏡検査
2010・4・19
4月2日の人間ドックの便検査で血液反応が出たので、きょうの検査となった。痔による出血とおもわれ
るが、こんなときは自分の身体の管理である、きちっと受診するようにしている。
結果は、ポリープなどもみあたらず、腸内もすこぶるきれいだと、医師は何度も言っていた。
医師は女性で、相田佳代医師といった。大腸は1.5mだという。小腸入口の虫垂のところまで内視鏡
を入れて、そこからゆっくりと戻しながら細かく観察し解説してくれた。

盲腸部からカメラは戻して行くが、盲腸部には虫垂の入り口が小さな穴として見えていた。また、小腸への
入口も見えていた。そこから上部へ「上行結腸」、横に「横行結腸」、そして下にさがる「下行結腸」と続く。
それらの壁面はジャバラ状になっていて、無数の毛細血管がきれいに浮き出ている。この血管がきれいに
浮き出ている状態は、健康な腸の証拠だと医師は解説していた。

そして、「S字結腸」、「直腸」となり、このあたりにはポリープやガンが発生しやすい部位だという。
私も、’99年に小指の先程のポリープを2〜3個、内視鏡で切除してもらったことがある。
そして、最後は肛門のところでは、カメラをぐるりと回して、痔のところを見せてくれた。しかし、治療をようす
るほどでもない状態だという。まずは、大腸の状態は問題がないようだった。
ポリープ等の進行は、年に1mm程度の成長だというから、数年おきに内視鏡検査を受ければよいようだ。

今日の一日を振り返ると、受診受付は8時45分となっていたので、家を7時50分に出て徒歩で出かけた。
車やバイク・自転車ではこないようにということである。聖隷健診センターへは、8時25分に到着した。
35分かかったことになる、ウォーキングのようなつもりでジャージにスニーカという格好である。
受付では、8時45分まで待ってくれということで待たされた。

そして、4階の内視鏡センタにて、9時07分から「腸管洗浄液」、2リッターを2時間かけてゆっくりと飲んで
腸内洗浄である。腸の動きを活発にするためお腹をさすったり、歩いたり軽い運動をして排便を促してくれと
いう看護師の言葉だった。私が洗浄液を飲み始めたときには、すでに三人の方が飲み始めていた。
今日の受信者は7名で、女性は2名だった。私は、腰をひねったり、歩いたりしながら洗浄液を飲み9時55分
に一回目の便意をもよおした。そして、10時05分、20分とトイレに行き、4回目で尿のようなきれいは状態に
なったので、看護師にみてもらった。そうしたら、あなたは早いですね、もうこんなにきれいになったのですね!
でも、念のためもう一回様子を見ましょう!ということで、5回目、10時35分に再チェックでOKの合格?と
なったのである。

内視鏡の検査の順番は、このOKサインが出た順番なのである。最初の受付順ではないのである。
あなたが検査順一番ですと言われた。でも、検査は午後1時からです、そこにあるお茶、紅茶を飲んで水分を
補給してください、ということである。さっきまで飲んでいた洗浄液は体内で吸収されないので、脱水状態になり
やすいという。そして、1時からの検査に臨んだのである。検査前には、痛み止めの静脈注射を打ち、肛門に
もゼリー状の麻酔入りの薬を塗っていた。

検査後は、ベットで30分間休んでからの帰宅となった。人間ドックでの精密検査ということで、費用は健康保険
組合がもってくれるそうで、窓口支払いはないということだった。

今回の検査での「大腸内視鏡所見録」です!
上の2枚の画像は、横行結腸、の左右とおも
われる。真ん中の画像は、下行結腸、とおも
われる。そして、下左の画像は盲腸部で、右
は肛門内部から痔の部分である、内視鏡の
黒い管が見える。
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