わが人生記

                    令和4年  佐々木 武
                            初版 平成13年

   はじめに

 私は昭和133月に東京は品川区大崎の明電舎の裏側で生まれた。

 父は青森県七戸町、母は栃木県茂木町出身であった。母は私が7歳の時、父は51歳の時に亡くなった。私は現在84歳である。

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昭和3825歳の時に長男が出生し、その後13男、計5人の子供にめぐまれ、11人の孫、3人のひ孫ともども大きな病気や事故にもあわず、それぞれ質素に生活できていることをこのうえない幸せなことと感じている。

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 子供たち4人は埼玉県所沢及び川越に住んでいて、親と4男は磐田で生活という状況にある。私は50歳までは、所沢で生活していたが仕事の関係で単身赴任として浜松にきて1年後に4男をよび、それから9年間父子家庭ですごしてきた、いま思うとその時4男は小学生から中学生に変わる時期で、私が半ば冗談半分に「浜松でお父さんと生活しないか」というと、しばらくして「おれ、浜松に行く」といったのである。

 ちょっとびっくりしたが、4男の気持ちが本気だということを確かめ、浜松で父子家庭をスタートさせることとした。4男は私がマンツーマン育ててきた、というか一緒に父子家庭を楽しんだといったほうが当たっているかもしれない。

 4男とは、休日ともなると近くの山を歩いたり、白馬岳を縦走したり、沖縄にいったり、テニスクラブに通ったりして、結構二人で楽しんだ。

 その4男もいまは38歳になり、独立した生活を送っている。

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 私はいままで、「常に、夢と若さと保つこと」を信条として生きてきた。これからもその信条に変わりはないつもりである。夢とは、小さくても目標をもつことだと思っている。

 例えば今年は富士山に登ろう、だとか、北海道に旅行しよう。来年は九州一周旅行をしようだとかである。今年の目標は泳げるようになることだ。

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 また、若さとは健康という言葉に最近はおきかえて、健康を保つことと考えている。

健康で長生きをしたいものだ、と欲張っているが、そのために毎朝のジョギング、ウオーキング、軽い体操は欠かせない。毎朝5時30分頃に家をでて、目の前の遊歩道を約1時間かけて汗を流してくる。馬込川という川が流れていて、その両岸が遊歩道になっていて格好のジョギングコースなのである。よく人に「よく頑張って続けていますね」といわれるが、自分でもよく続いていると思っている。もう35年以上になるから、頑張っているつもりはそれほどないと思っている。

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 食事は三度三度きちんと食べている。好き嫌いはまったくない。食生活に乱れはない。

 しいていえば、肉より魚が好きだ、野菜はなんでも食す、酒は大好きだ、日本酒、ウイスキー、焼酎、なんでもよい、しかし健康維持のため酒は週3日にしている、金、土、日曜だ。だから週末がすごく楽しみだ。

 医師の指導により、カロリーの摂取は1日1800Kcal(22.5単位)を目安としている。だから酒を飲むときは、主食はたべない。人間ドックで血糖値がやや高いといわれるときがあるからだ。

 医師に質問したときがある、「食事に注意し運動をしているのに、なぜ血糖値が高いのか」と、医師曰く「あなたの体質は、それだけ努力してやっと人並みなのです」。

 自分の身体だ、自分で管理しなきゃあ、やはりだめなのだ。

 平成10年9月いっぱいで定年を6ケ月延長して、35年間勤めた会社を退職した。

 今は、自由な時間を楽しんでいる。いま思うことは、会社勤めが自分の肩にこんなにも重くのしかかっていたのか、ということだ。すごく身軽になった、それだけ会社勤めの圧力が強かったのだろう、勤めていた時はあまり感じなかったが、いまつくづくそう思う。

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 今の楽しみは、小さな庭の草花植えや公共の花壇整備などの土いじり、女房と二人での旅行である。多少体力のあるいまのうちにと、くるまで走り回っている。旅行といっても質素な旅行だ、宿は公共の宿を利用するときが多い。有料道路はできるだけ避ける、高速道路もいそがないかぎり避けることにし、一般道をのんびり走るようにしている。

 鉄道を利用するにも、よほどいそがないかぎり普通列車に乗るようにしている。JRの「青春18キップ」はふるに利用している、季節限定だがこれは非常によい。値段が安いからだ、2300円でJRの普通列車が1日中乗り放題だ、急行、特急には乗れない、5回綴りを11500円で購入する、どうしても残ってしまったらチケットチョップに売りに行く。ときには、時刻表を片手にこんな楽しみかたもしている。

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 このような状況にある私だが、いままでの84年間の自分の人生を振り返ってみようと思っている。まず幼児期、少年期、青年期・・・・・・・というように。
平成13年記す。但し、年齢年数などは、令和4年に改正した。

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幼児期へ                     以後幼児期に続く。
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