コパルの演劇部
S33年〜
高校を卒業して、演劇もこれでお終いかとおもっていたときに
タイミングよく、会社の文化部で演劇部創設の話が出た。
私は、すかさず入部することにした。
初の出し物は、「最後の土曜日」という題名のサラリーマン物語
で、会社の演劇部としては格好の出し物であった。
舞台は、新婚夫婦のアパートの一室で、私は、そのアパートの
年老いた管理人役であった。初の老け役だったが、これまた、評判
がよかった。もっとも、かなり練習も積んだつもりである。「これは、
正真正銘のモカですな〜」というとし、コーヒーをすする、くだりがある。
ここで、年寄りくささをださなければいけない、と演出の人に指導を
受けた。コーヒーを飲むときに、コーヒーカップを口元に引き寄せては
いけない、コーヒーカップのほうに口を近づけるのだ、というのである。
なるほど、とおもったものである。
「最後の土曜日」の一場面。 アパートの管理人役の佐々木、右端。 新婚夫婦役は、夫、森。妻、日坂。 老人役は、佐々木とレッテルをはられた。若い役だってでき ると、自分で反発。 森さんが、演劇部の部長だった。 |
|
上記と同じ、一場面。 夫の同僚ふたりが登場。 町田と、立っているのが、新井。 |
|
上記と同じ、一場面。 小林茂江と永井。 |
|
上記の公演後、森さんが部長を辞めて、佐々木が部長に なった。私は、やる気まん万だったようだ。 部員を集めて、記念写真。中央が佐々木。 |
|
次回の出し物の検討会。 北国の民話風な出し物「シガマの嫁っこ」に決まった。 シガマとは、つららのことであった。 ストーリは木下順二作「夕鶴」にちょっと似たところがあった。 |
|
スタッフ一同。石川、中村、小松(女性)。 | |
「シマガの嫁っこ」の読み合わせ練習風景。 立っているのは、中村誠次さん。 左から、佐々木、山上。一人おいて、滝沢、小林。 |
|
第三回公演、板橋区民会館で。 題名不明。スイカどろぼうの物語。 佐々木は、手前、農家のおじいさん役。 |
|
中央はスイカどろぼうの曽矢という、私と同じ職場の若者。 私が、強引に演劇部に勧誘した。 |
|
上記、公演を終えて、安堵の表情で記念写真。中央が佐々木。 左の女性も同じ職場の黒田。 |
|
上記と二本立てで公演した。 小山内薫の有名な「息子」を上演した。私は、火の番の じいさん役。隣は、息子役の山上。おかっぴき役は,大橋正弘 だった。 |