熟年丸、四国オフ会
H14・3・9〜10
<プロローグ>

熟年丸のオフ会は、昨年に引き続き二回目である。
私は、今回がはじめての参加となる。掲示板では知った仲間であるが
顔を合わせるのは今回がはじめてである。一抹の不安はある。それはそうだ、
掲示板やメールではやり取りしていても、会ってみたら大違い、ということもある。
参加者は、20名だという、世話をやいてくれる方には感謝しなければならない。
何ヶ月も前から準備をされているのだから。
私たちは、一日早く8日に浜松を出発し、淡路島により、ここで一泊して次の日に
オフ会の集合場所である、高松市に向うことにした。淡路島といえば、本州とは
明石大橋で結ばれ、四国とは鳴門海峡に架かる鳴門大橋で結ばれている。
鳴門といえば、渦潮が有名と聞きそれを観る「観潮船」があるというので
それに乗ることにした。渦潮は、いつも渦を巻いているのではなく潮の干満に
よってできる水位の落差によってできるという。それで、大潮のときがその落差が
大きくなり渦も大きなものが観られるということである。8日は、中潮であり、
あまり期待はできないようだが、9時が見頃というので、9時30分、
淡路島・福良港発の観潮船に乗ることにした。金沢のご夫妻も同じ船に
乗るというので、ご一緒することにした。そんなことから、浜松を3時に
出発した。3時といっても深夜である。浜松西ICから東名にのる。
深夜だからだろう、走っているのはトラックばかりである。関が原までは至極
順調だったが、関が原を過ぎると突然、雪が降り出した。前から心配していた
のが、この雪である。雪道は苦手である。タイヤもスノータイヤははいていない。
しかし、くるまの流れが50km程度に落ちただけで、30分もすると雪は
やんでくれた。助かった。その後は、西宮ICで一般道に出てしまうミスはあった
ものの、ミスにすぐに気がつき阪神高速に乗りなおし、第二神明道路を経由
してすんなりと淡路鳴門道路に入り明石大橋を渡ることができた。
そして、はじめて淡路島にこの足で降り立った。淡路SAである。6時55分
であった。走行距離は350kmである。

ここで、朝食のつもりで「うどん」を食べた。緬は、しこしこしてうまかったが、
汁が薄味で何ともいただけなかった。これも地域による味の違いなの
だろうか。うどんを食した後、くるまに戻るとワイパーにメモが挟まっていた。
滋賀県からこられた熟年丸の方が、私のくるまをみつけてメモをくれた
ようである。目の前のくるまが、その方のくるまだった。掲示板に私のくる
まのナンバーを載せていたので、私のくるまがわかったのであろう。
この方が、熟年丸ではじめてお会いした人ということになる。
この方とは、明日の再会を約して別れた。その方は、四国の札所巡り
をして、明日からオフ会に参加するということである。それにしても
お元気な方である、後で知ったことであるが、この方は「ねこ虎」さんといい
75歳だという。とても、そんなお年にはみえないが、でき得れば、あのように年
を重ねたいとおもう。奥さんを何年か前に亡くし、いまは一人だという。
さ〜て、まだ、7時30分である。福良港へは1時間もあれば着けるであろう。
高速を降りて一般道をいこうかともおもったがはじめての道であり、
9時30分に間に合わなかったらヤバイとおもい高速で、そのまま行く
ことにした。淡路島の高速をゆっくり走ったが、8時30分には福良港
に着いた。港には観潮船が二隻停泊していた。お客は誰も、まだいない、
勿論、金沢のご夫妻もまだいない。船などを撮るためにビデオを廻したり
していると9時になった、このころから、観光バスやホテルの送迎バスなど
がやってきてお客も増えだした。9時10分ごろだろうか、金沢のご夫妻
がみえた。ご主人は背が高くお似合いのご夫妻とおみうけした。さて、
9時20分、乗船開始である。ここまで、浜松から415kmであった。
ドラマのはじまりである。

観潮船、「日本丸」である。
この観潮船に3人で乗り込む。3人とは、私、じぃちゃん。妻、
たえちゃん、金沢のご主人は、山ちゃん、である。金沢の奥
さんは、おこちゃん、である。おこちゃんは、船に弱いとか、
陸で待っているという。そういえば、おしとやかそうに見える。
後でわかったことだが、京都出身だというから、そのおしとや
かさもわかるというもの。
福良港から、鳴門大橋までは15分ぐらいかかっただろうか。
おだやかな日よりとおもえたが、海上にでると結構風が強い。
キャビンに入ったり、甲板に出たりカメラアングルを探す。
鳴門大橋の下あたりが、潮の境目となり渦が巻くところだとい
う。やはり、中潮だからだろう、大きな渦は観られなかった。
この程度の渦である。金沢の山ちゃんはビデオのプロのよう
である、盛んにビデオを廻している。
1時間ほどで、元の福良港に戻る。
ここからは、次に”うず潮サイエンス”といわれる「大鳴門橋記
念館」によることにする。ここは、熟年丸・淡路島のポン吉さ
んのお奨めの場所である。
淡路人形浄瑠璃館入り口に飾られている、浄瑠璃人形であ
る。このような人形を3人の黒子によって演じられる。
つまり、右手に1人、左手に1人、顔に1人ということである。
だから、3人の呼吸がピタリと合わなければならない。
人形浄瑠璃の公演前に、若いお兄さんが人形の説明をしてく
れた。親切でわかりやすいものだった。
公演の最後は、約30景の「道具返し」が圧巻だった、次々と
舞台背景が替わるのである。
さて、記念館の一階には「うずしお科学館」がある。ここでは、
渦潮の発生メカニズムや立体グラスをかけて観るマルチビジ
ョンでみる渦潮もまた迫力がある。
ここの食堂で4人で昼食にした。
この後は、洲本市近くの「淡路ファームパーク」といわれる、
イングランドの丘に行くことにした。

「イングランドの丘」の温室に咲いていた、「カトレア」がきれい
である。
ここには、コアラも飼育されて公開されていた。但し、コアラは
眠っているときが多くぬいぐるみをみているようだった。
ここを出るともう、3時を廻っていた。これから、福良港の方に
戻って宿に向っても4時近くになるとおもわれるので、宿の休
暇村「南淡路」に行くことにした。
翌朝、8時に出発した。「鳴門の渦の道」により、できれば
高松の「屋島」に寄りたいとおもっていた。山ちゃん、おこちゃん
も同意見であった。休暇村を後にして、淡路島の南端、「道の
駅」によったが、ここは海と鳴門大橋が見えるだけなので、早
々にして四国側の「鳴門公園」に向う。ここにくるまを駐車させ
て、鳴門大橋のくるまが通る真下にある遊歩道を「渦の道」と
称していて、そこを4人であるいた。女性2人が覗いているよう
にガラス張りの覗き窓から渦潮を眺められる。
「渦の道」の覗き窓からの渦潮である。
観潮船からみた渦潮よりも迫力があったように感じた。
鳴門公園を後にして、ポン吉さんから教えてもらった、「鳴門
スカイライン」を通り、国道11号を屋島に向った。
「屋島」では、遊歩道を一周した。
ここは、「屋島寺」である。屋島からは天気もよかったので、
高松の街が一望できた。山ちゃんの話しでは、だいぶ埋め立
てが進んでいる、ということであった。
五剣山。
屋島の中腹の展望台からである。
高校時代にきたときみた、五剣山と変わらない。ここだけは、不
思議と記憶に残っている。
屋島のお土産やさんで、「かまあげうどん」を食べた。讃岐うどん
の一番おいしい食べ方だとお店の人がいう。また、イイダコのお
でんがおいしいと奨められて、これも食べることにした。奨め方の
上手な店員さんだった。
淡路島、人形浄瑠璃館で公演前に浄瑠璃人形と一緒に。
同じく、浄瑠璃人形と、右手をうまく操っています。
人形のクビは支え棒があり、左手でもっています。
左手の指を使って、人形の目を閉じたり、口を動かしたり
顔の表情が作れます。

さて、ここから、高松市内の集合場所である、「香川厚生年金会館」まで
急がなければいけない。集合時間の午後1時まで、あと45分である。
いよいよ、これからが本番のオフ会である。

四国オフ会1栗林公園

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