箱根旅行
2006・11・6〜8
今年7月頃から計画していた旅行でした。熟年丸の仲間数名とでした。
その中には、先日亡くなられた「おかあちゃん」<のり子>さんも含まれて
いました。

のり子さんは、「11月までは随分時間があるね」といって11月はちょっと
不満そうに聞えたものです。
そこで、9月に一泊で浜松にきませんか、ということになり、今回と同じメンバー
で掛川、浜松を観光したのです。その時、私は、初めて”のり子”さんにお会いし
たのでした。

電話では、ちょっとだけお話をしていたので、福島弁には驚かなかったし、私も
母の実家が栃木にあるので、東北人の話し方はよく知っているつもりでした。
それが、10月31日朝、のり子さんのご主人から突然、電話があり、6日からの
旅行は行けなくなった、というのです。あんなに楽しみにしていたのに残念でた
まりませんでした。でも、病気では仕方がない・・
ご主人の母上という方と二度ほど電話でお話をさせてもらいました。「若い者に
倒れられて困ったよ〜!」と何度も言っていた言葉が印象的でした。本当に困った、
という実感が伝わってきました。

こうして、ご主人からメンバーの一人から郵送されていた、「箱根フリーパス」と
「小田急ロマンスカー」の指定席券が返送されてきました。すぐにキャンセルをと
おもいましたが、メンバーと相談の上、この券を携帯して旅行をして、のり子さんも
一緒に旅行している、ということにしようということになり携帯していくことになった
のでした。

集合は、小田原駅、6日の正午でした。小田原で昼食を食べて、小田原城をみる
ことになっていました。
そして、小田原からは箱根湯本経由で登山電車で強羅まで、ここからは登山ケー
ブルカー、そしてロープウエイと乗り継いで「大湧谷」へ、これらは全てフリーキップ
が使えるので”のり子”さんも一緒です。

紅葉は、まだちょっと早いようですが、大湧谷に向かうロープウエイの下が綺麗で
した。初日は、雨には降られませんでしたが曇りで、夜中から朝にかけては大雨と
強風でした、雷も鳴っていました。「これは、のり子さんの涙雨かしら?」などと言う
仲間の声も聞かれました。

二日目は、10時頃から急速に天気は回復して、富士山も真っ白にお化粧して姿
をみせてくれました。
ただ、強風のために芦ノ湖の「海賊船」が運休となって乗ることができなかったのが、
少し残念でした。
その代り、急遽予定を変更して訪れた、「箱根ラリック美術館」は、思いがけず素晴
らしい美術館で仲間全員が感激してくれました。
ラリックは、フランスの装飾美術工芸家で、特にガラス工芸が得意のようでした。

そして、その日の夜は「パビーラ御殿場」に宿泊、クラブでカクテルなどを飲みなが
らのカラオケ三昧?マスターと意気投合して、次の日は、そのマスターが案内ボラン
テアをやっているという「秩父宮記念公園」へ。マスターの案内もさることながら、秩父
宮殿下が住まわれたという母屋なども残されていて、内部も見学でき、とても有意義
でありました。

小田原城
今は菊の季節、ここでも菊花展や盆栽展が開催されていた。
小田原城、常盤木門
箱根ロープウエイの紅葉
早雲山駅より大湧谷に向かう途中である。
このような紅葉帯をロープウエイが行く。
ロープウエイ、ひと箱18人乗りとか。
大湧谷から湖尻の間は、ロープウエイの架け替え工事中で
ある。来年の5月までとか・・
大湧谷の噴煙
ここまで、ロープウエイ駅から徒歩で往復約40分
大湧谷の沸騰する池
こんな池が他にもあり、そこではタマゴを茹でている。
真っ黒な温泉タマゴ、6ケ500円也
このタマゴを食べた後、今夜の宿、箱根荘へ。
夜半には大雨と強風で荒れていた。次の日の10時ぐらい
から急速に天気は回復した。
二日目の宿泊は、ここパビーラ御殿場
レストランのガラスに”PaveLLa”の文字がある、これを入れ
てガラス越しの富士山をパチリ!
パビーラ御殿場・展望台からの富士山
下にみえる街は、御殿場の街。
箱根仙石原
ススキの草原が美しい!草原の端まで散策。
仙石原
二日目の昼食は、この草原の近くの甘味処「よもぎ屋」にて
全員、クリームあんみつを食べる、それと、よもぎ串団子を
一本。車を駐車させてもらって、草原を散策する。
箱根ラリック美術館
強風のため「芦ノ湖海賊船」が欠航のため、ここを訪れること
にした。
三日目も快晴
パビーラのクラブのマスターの案内で訪れた、御殿場市の
「秩父宮記念公園」
枝垂れ桜の枝越しにみる富士山は圧巻である。
桜の季節にまた訪れたい。
山歩きなどスポーツ好きの秩父宮殿下の銅像
富士山を眺めている姿が、またいい。
公園内には、いたるところに花壇がある。
これは、赤いサルビア、一般的な花だが赤い色が鮮やかで
ある。やはり、寒暖の差大きいからだろうか。
秩父宮記念公園を後にして、富士山五合目に向かう。
途中、富士山が眼前に迫ってきたので、車を停めてパチリ。
五合目で頂上方面を見上げるが、頂上はみえない。
ここは2400mであり、頂上は、まだ1300m以上上である
から・・
私は、富士山頂上には二度ほど登っている。
20歳頃、一合目から頂上まで、それと子供が小学校の時
二人の子供を連れて頂上まで・・
五合目から降りてきて、サファリパーク近くの「忠ちゃん牧場」
からの富士山である。真ん中の大きな穴は宝永山の火口で
ある。富士山は眺める角度、方向により姿を変える。
さらに下り、裾野市須山のススキ原越しの富士。
ここから御殿場市内に戻り遅い昼食とり、小田原駅に向かう。
小田原駅では、6日(月)は休みだった、「守谷のパン」で
あのアンパンを各自が買った、皮の薄いアンコがずっしりと
重いアンパンである。
仲間の皆さんとは小田原駅で別れ、車で浜松までの途中、
富士川SAからの富士山。
富士山を西側から眺めている。
東名をさらに西に、由比PAからの富士山、夕陽に顔を赤らめ
ている。二日間、富士山、三昧であった、富士山は何度みて
もまたいい。

おかあちゃん<のり子さん>も大感激だったろうに!

最後に、おかあちゃん<のり子さん>の冥福をこころからお祈りいたします!

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