黒部湖・黒四ダム
2003・7・5

今回は、近畿日本ツーリスト主催のバスツアー、「立山黒部アルペンル
ート、トロッコ電車秘境称名滝」と名売った一泊二日の旅に参加した。
本来は、9日出発で申し込んだのだが参加者が少ないということで、中止
となり5日出発の今回の旅、参加となった。

浜松駅前を6時50分に定刻で出発した。途中、豊橋駅で9名の参加者を
乗せほぼ満席のバスは豊川ICから中央道に入り豊科ICまで、ここからは
一般道を大町経由で扇沢へ、ここからは関西電力のトロリーバスで黒四ダ
ムまで行くことになる。このトロリーバスはほとんどがトンネルなので展望は
全くない。それで黒部ダムの駅に着き、徒歩でトンネルを抜けて開けた光景
は素晴らしかった、目の前に広がる残雪を抱いた立山の峰みね、緑色の湖
水・・30年ほど前に訪れたことがあるが、素晴らしい光景に変わりはなかった。

ここからダムの堰堤を徒歩で渡りケーブルカー駅の黒部湖駅まで行くことに
なるが、40分ばかり時間があった、そこでダム展望台に走って登った、40m
の階段だった、流石に最後は足が上がらなくなった、一気に飛ばしすぎた。
それでも堰堤を渡って時間前にケーブル駅に到着できた。一生懸命歩いたり
走ったりしたせいかちょっと汗ばんでいる、ところがケーブルの黒部湖駅のトン
ネルのような構内に入るとす〜っと汗がひいた。気温が大分低いようだ、その
はずである構内のところどころに暖房用のストーブが暖かく気持ちよく感じた
のである。関西電力である、勿論、電気ストーブである。

ここの黒部湖駅の駅長の漫談調の話が面白い、手振り、目配せで熟女たちを
笑わせている、黒部周辺の紹介や草花を取らないで、撮るのは写真だけ、とい
った当り前のことを言っているのだが、それを面白おかしく話してくれる。
ちょっと、綾小路きみまろ、といったところである。
ケーブル待ちのお客サービス、と思いきや最後に駅員がどっと写真入の小冊子
を抱えて出てきた、要はその冊子を一冊千円で売りたかったのである。
商魂逞しい!売店にただ置いておいたのではまずそんなに
売れるはずもない、こ
こでの15分程度で20〜30冊が売れた。
駅長といえども今は駅長室に閉じこもっていてはダメなのである、自ら率先して売上に
貢献しなくては・・  こうして、この駅長らに見送られてケーブルで「黒部平」に向う。

黒四ダム、黒部湖
トロリーバスの黒部ダム駅からトンネルを抜けると、まず、
この光景である。背景は残雪の立山連峰、エメラルドグリーン
というのか黒部湖の水の色。
黒四ダム
ダム展望台、中腹から
このダム施行は主に間組が、資材の運搬のための扇沢から
のトンネルは熊谷組が担当したという。
二社とも今は不振だという、頑張って欲しいものだ。
この黒四ダム建設にあたり殉職した、171名の慰霊碑。
黒部平よりの黒部湖
正面の山は「針ノ木岳」
同じく、黒部平より

室堂・大観峰へ続く
トップページへ

inserted by FC2 system