トルコ周遊10日間 <後半>
2006・1・20
トルコ周遊の後半は、トルコ5番目の都市、コンヤから始まります。

5日目は、コンヤ・メブラーナ博物館をめざす。コンヤ市は、地理的にトルコの中心部にあたる
いってみれば、人口80万人の地方都市である。アンカラ、イスタンブールなどとは生活様式、服装
なども違っているという。

メブラーナ博物館
白い衣装をまとって踊る旋回舞踊で有名なメブラーナ教団の、
かっての総本山だという。
鮮やかな青いタイルの尖塔<ミナレット>が特徴である。
創始者メブラーナの大きな霊廟、修行場などがある。
その他イスラム教の開祖ムハマドのあごひげが納められた銀の
小箱や、コーランの写本、13世紀頃の礼拝用絨毯などが展示
されている。
ネブラーナ博物館の中庭
ここ「コンヤ」にくると、いかにも地方の都市というか、トルコ
本来の衣装、風習が残っているという。
このように女性は髪、肌を見せないようにしている。
博物館の内部で、母子連れの可愛い女の子がいた。
可愛いね!と声をかけたら、誉められていることがわかるの
だろうか、にこっとした。「メルハバ!」と声をかけた。
トルコ語で、「こんにちは!」である。女の子ははにかんで照
れていた。そこにいた子供を抱っこした母親が、さかんに
女の子に「メルハバ」といいなさい、という風に女の子をつつい
ていた。
館内は薄暗い、女の子の表情は分り難いが雰囲気はわかり
そうである。
ちなみに、「メルハバ」。「ギュナイドン」<おはよう>。
「テッシュクレ」<ありがとう>。はガイドさんに教えてもらった。
コンヤ市郊外を走る電車
のんびりしていていいな〜!

コンヤからは、230kmバスで走って、いよいよカッパドキアである。
途中のトイレ休憩のコンビニで「蜂蜜ヨーグト」を試食する。試食といっても有料である。1.5YTL<トルコリラ>
1YTLは、90円である。水は、1.5リットル入り、安いところで1YTL、高いところで2YTLであった。ホテルでは
この倍以上の4YTLである。
カッパドギアのホテルでは、初めて「ハマム」に入ってみる。ハマムは、日本の温泉ということだったが、「アカスリ
マッサージ」であった、それも簡単な、それで一人42YTLはちょっと高い!でも、よい経験であった。

6日目は、終日カッパドキア観光である。

ウチヒサール
遠くに見えるのが「3つの要塞」の意味を持つウチヒサール
カッパドキア一帯で最も高い位置にある小さな村。敵の侵入
を防ぐために使われていた大きな城砦からは、素晴らしい
景色が楽しめる。
「ハトの谷」から眺める。
このように、奇岩の中をくりぬいて住まいにしているところも
ある。下にみえる町が「ギョレメ」の町である。
パシャバー<修道士の谷>
シメジをおもわせる岩や、3本のキノコがつながった岩が
点在する谷間。キノコ岩は地元では「妖精の煙突」と呼ばれ
ている。それは、中に妖精が住んでいるといわれていたこと
に由来するらしい。
2本の巨大な奇岩
「ラクダの谷」
ラクダ岩が夕陽に映える。
こちらは、本物のラクダ
写真を撮るなら、1.5YTLだという。観光用である。
トルコでは、有名な「のび〜る・ソフトクリーム」
実際に触らせてくれた。カップにいれて、一個1.5YTL。

この他、カッパドキアでは、「カイマクル地下都市」「ギョレメ野外博物館」を観光。昼食は、洞窟レストラン
でマスの塩焼きであった。地下都市は、キリスト教徒が造り上げた地下8階の隠れ家であったという。
アラブ人からの迫害から逃れるために長期間生活するための台所や食料庫、ワイナリー、教会などの
施設も整っていた。多い時は、7〜8000人の人々が暮らしていたという。

天井が低く、狭い通路が迷路のように入り組んだ都市である。
よくも紀元前の時代にこんなにも凄い地下都市を造ったものである。

観光後は、ホテルに戻って夕食をとり、「ベリーダンスショー」へ

ベリーダンス
ベリーダンスとは、腰振りダンスらしい。
ダンサーは一人、腰をくねらせ、胸をくねらせる。
この後、観客男性4人が前に出されて、一緒に踊ることに
なる。私も、ダンサーと目があってしまい、前に!
4人の男性とともに、ひざまずき、腰をくねらせる。
この後、身体を背面に大きくそらせる、私はそらせ過ぎて
後ろにひっくり返る。観客からは、爆笑をかう。
結構、楽しかった!
ダンサーに手を引かれて・・
腰には、前掛けのような飾りをつけている。

次の日は、カッパドキアを離れる、ここには二連泊であった。
7日目は、ボアズカレへ、ここでもカレ、のつく地名、カレ、とは”城”である。「ハットゥシャシュ遺跡」
「ヤズルカヤ遺跡」を観光後、アンカラに向かう。今夜は、夜行列車の中である。

ボアズカレへの途中によった、トルコ石店
日本語の説明もおじょうずです。
広大な「ハトゥシャシュ遺跡」
主にバスで巡る。
アンカラ駅構内、この寝台列車に乗るという。
イスタンブールまで、のんびりと走る。300kmあまりを10時
間かける。高速道路で車だと5時間だという。
午後10時30分発である。
バスは、ドライバーのハリトさんが先回りをして降車駅で待っ
ていてくれるという。
朝食は、食堂車で・・
寝台車では、朝6時30分にドアーの「モーニング・ノック」が
あった。
チップは、1YTL。
朝8時、終着駅、イスタンブール・アジアサイドの「ハイダル
バシャ駅」である。通勤客がフェリー乗り場に移動している。
ヨーロッパサイドにはフェリーで渡るのである。我々もフェリー
に乗る。
遠く、向こう岸がヨーロッパサイドである。
イスタンブールは、ボスフォラス海峡でアジア側とヨーロッパ側
に別れている。そこで両地方はフェリーで結ばれているのだ。
橋を架ける予定はないという。フェリーは不便、と感じないとこ
ろがいい。
アジアサイドには、江利チエミの歌で有名な「ウシクダラ」がある。
フェリーの内部
大部分がこのような男性通勤客である。
2日目に雨に煙る「アヤソフィア」をみたが、今日は快晴の
アヤソフィアである。8日ぶりにイスタンブールに帰ってきた。
これから、この「ガラタ塔」に登る。
イスタンブール市内を見張る、見張り塔だったという。
ガラタ塔からの眺望
下の湾は「金角湾」、左にみえる海は、ボスフォラス海峡。
対岸左側の突き出たところは、トプカプ宮殿である。
ガラタ塔からの眺望
金角湾に架かるアタチュルク橋
エジプシャン・バザールの入口
グランド・バザールの内部
たくさんのお店がひしめいていて迷路のように枝道が広がる。
エジプシャンよりもこちらの方が大規模だという。

グランドバザールを後にして、イスタンブールの空港に向かう。雨の中であった、2日目の午前中、9日目
の今日が雨、間の日は全て晴れであった。
帰りは、11時間ちょっとのきつい空の旅である。
トルコの旅、終わり!
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