トルコ周遊10日間 <前半>
2006・1・11〜20
トルコの世界遺産を5箇所を巡る旅に誘われて、シーズンオフの1月という寒い時期に
ツアーに参加した。昨年の同時期、イタリア旅行の時にシーズンオフは観光地もすいて
いて、結構よいものだ、と認識したからである

一番の期待は、キノコ状の奇岩のある「カッパドキア」であった。
集合は、成田空港に12時25分
だったので、浜松から新幹線、成田エキスプレスを乗り継いで
12時には到着した。参加人員は
15名ということで、添乗員は同行しない。
最近は、出国票を書かなくてもよくなって手続きが楽になってきたので、添乗員がいなくとも何の
問題もなかった、現地にはガイドさんが出迎えてくれるから安心である。

現地のガイドさんは、メリハさんという若い女性だった。また、ドライバーさんは、ハリトさんという
中年の男性だった。10日間をこのおふたりの世話になったのである。バスは大型であるが15名で
あるから、ひとり2座席使ってもまだあいている状態で楽々であった。
天気的には、初日の午前中と最後の日の空港に向かう時に雨に降られたが、その他の日は概ね
晴天に恵まれた。

1日目は、移動日で成田空港を14時30分発、イスタンブール空港には12時間あまりだった。
預けた荷物の出所がわからず、少し探した。そして、バスに乗ってホテルに着けば寝るだけだった。
2日目は、朝から小雨が降っていた。先行きがおもいやられた。
まず、イスタンブールの市内観光である。三箇所、「ブルーモスク」「アヤソフィア」「トプカプ宮殿」で
ある。

雨に煙る、ブルーモスク
この建物の壁とドームは、2万1千枚のイズニック・タイルを
もちい、青と緑が基調。それで、ブルーモスクの名があると
いう。ミナレット<尖塔>が6本ある、ここでは4本しか写って
いないが・・
ブルーモスク内のステンドグラスと祭殿
アヤソフィア
ブルーモスクから歩いても僅かな位置にある。
ドームの高さは、アヤソフィアの方が10m程高いそうで
ある。アヤソフィア56m。
大理石製のツボのような冷蔵庫だという。「ベルガマの壷」
回廊の左右に置かれている。かっては、戸外に置かれ、イス
ラム教徒はは祈りの前にその水で身体を清めたという。
トプカプ宮殿・迎賓館
只今、日本の小泉首相が昼食中とか。それで、警備が厳しく
なっている。我々は、この建物の裏側のレストランで、シシケ
バヴを食した。
トルコの可愛い子供達。愛嬌があっていい!
トプカプ宮殿・第一の門
小泉首相を乗せるため待機しているという。何人かの日本
女性が、日の丸の国旗を片手に待っていた。
我々は、時間がない、先を急ぐ。

トプカプ宮殿を後にして、イスタンブールを離れバスはマルマラ海を左に眺めながら西に進む。向かう先は
チャナッカレ、325km程距離があり、ダーネル海峡をフェリーで渡るのである。フェリーは30分程の乗船
だという、ダーネル海峡は日本の瀬戸内海のように陸が接近している。でも、橋はかける予定はないという。
通勤などもフェリーを使うという。
こうして、ダーネル海峡を渡ってすぐにチャナッカレのホテルに着く。

3日目は、「トロイ遺跡」、240km走ってベルガマへ「アクロポリス遺跡」「アスクレピオン遺跡」である。

トロイの木馬
ここが、トロイの遺跡の入口である。
朝の9時である、寒い朝、小雪が舞っていた。寒い、さむい。
トロイのオデオン(劇場)
他の遺跡にも、いたるところにオデオンがある。この頃の人
たちの娯楽のひとつだったのであろう。
トロイの遺跡内にもこんなに大きな「イチジクの木
トルコは、イチジクも名産だそうである。
朝食のバイキングには、トマト、オリーブなどとともに用意さ
れていた。私も、たっぷりといただいてきた。
アクロポリスの大劇場、オデオンである。
丘の急斜面を利用して造られた扇状の野外劇場。1万人が
入れるという。また、音響効果はバツグンで、下の方の舞台
で、小声でのおしゃべりも上まで聞えるとか。
そのオデオンの全景
遥か下の方には、ベルガモの町が広がる。
アクロポリス・アテネ神殿
紀元前4世紀に建てられた女神アテネを祭る神殿。
60本ものドーリア式の柱があったとされるが、現在は土台
が残るのみである。
アクロポリスの「トラヤヌス神殿」
トラヤヌス神殿の一部とおもわれます。
アスクレピオン・テレスポロス神殿(治療棟)
オデオン(劇場)に続くイオニア式の列柱が連なる北のコロ
ネード(回廊)。当時は屋根がかけられていたという。
右上に、オデオンの端がみえる。
ドライバーさんのハリトさんのご家族がトイレ休憩の駐車場に
きてくれました。きれいな奥さんと可愛い子供ずれで・・
右端がカリトさん。右端がハリトさんの弟さんとおもわれる。
中央の男性はツアー客、Mさん。

3日目の宿泊は、イズミール。イズミールは、エーゲ海に面した美しい町だという。トルコ3位の人口だそうだ。
1位はイスタンブール、2位はアンカラだそうです。

4日目は、エフェソスへ向かう。イズミールから80km、その後、バムッカレへ190kmである。
バムッカレでは、石灰棚を期待している。

エフェソス遺跡の公衆トイレ
壁に沿って、何の仕切りもないトイレが並んでいる。壁がないの
は、当時、トイレは重要な情報交換の場だったから?であろう
か。下は水が流れているという、水洗式である。
エフェソス遺跡
「クレティア通り」 手前のヘラクレスの門から、奥にみえる
セルスス図書館へと続く通り。
当時は、道の両側には有名な人々の石像で飾られていた。
現在でも幾つかは目にすることができる。
エフェソスはギリシャ語、トルコ語ではエフェスというそうである。
ここでは、旅行会社の案内書通りのエフェソスとした。
クレティア通りで、奥に見えた「セルスス図書館」
当時は、アレキサンドリア、ベルガモに次ぐ世界第三の図書館
であったという。
大劇場に続く、アルカデアン通り
大劇場<オデオン>舞台の上から・・
2万4千人もの人が収容できるトルコ最大級の劇場。
ピオン山の傾斜を利用して、紀元前3世紀に建てられた。観客
席は高さ38m、直径158mの半円形。青銅や陶器製の拡声
器が設置されていて、音響効果も抜群によかったとか・・
エフェソスの山中にある「聖母マリアの家」
バムッカレにある、「石灰棚」、雪山のように美しい!
温泉が流れていて、はだしで歩いていても気持ちがいい。
夕陽の石灰棚
石灰棚の足湯、日本の温泉足湯とは違って、ゆっくり座って
というわけにはいかない。

4日目は、バムッカレの田舎の五ッ星ホテルだという。ところで、トルコには”カレ”とつく地名が多い。
そこで、ガイドさんに聞いてみた、そしたら、カレとは、城のことだという。ちなみにバムッ、は綿、だ
そうだ、バムッカレ、この地方は綿畑が多く、綿の栽培に適した土地なのだそうである。

5日目以降は、後編といたします。しばらくお待ちください!
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