2017mの雲取山
2016・12・28
来年は西暦2017年である。そして、東京都で一番高い所「雲取山」は標高2017mということで話題になっている!
私も20代〜40代にかけて4回位登っている。たいがい夜行日帰りで、埼玉県側の三峰神社から行くことが多かった。
埼玉県大滝村からロープウエイで、三峰神社直下まで登れて比較的楽だからである。

雲取山は、東京都、埼玉県、山梨県にまたがっている。そして、帰りは東京都と山梨県の県境の尾根伝いに
奥多摩湖のほとり、鴨沢の部落に降りてきて、そこからバスで青梅線・氷川駅(今は奥多摩駅)までということ
になる。その他、七ツ石山の分岐点から、鷹巣山、六ツ石山を縦走して氷川駅までというコースもある。

私は、妻と二人で行ったときには、鷹巣山から日原(にっぱら)に降り「日原鍾乳洞」を見学してから帰ってきたこともあった。
そんな懐かしい山である。また、仕事仲間の「かぶちゃん」と二人で正月に登ったこともあった。この時は「奥多摩小屋」に
泊まり、早朝、雲取山山頂を目指したが、この時の気温が氷点下20℃以下だったことを記憶している。まつげが凍ったこと
も覚えている。雪道を歩きたく、アイゼンも持参したが、雲取山から飛竜山までの少しの間だけアイゼンを装着した。24歳頃
だったろうか。

そういえば、雲取山と言えば、「奥秩父山塊」の東の最初の拠点、西に「飛龍山」「笠取山」「雁坂峠」「甲武信岳」「国師岳」「金峰山」と
続く。北アルプスや南アルプス等と比較すると展望もなく森林地帯のとても地味な山塊である。しかし、ここを舞台にした「山岳サス
ペンス小説」の太田蘭三作、「脱獄山脈」を思い出す!映画化もされたが、やっぱり小説がいい!
そのようなことを思い出す!

東京新聞の12月27日の朝刊一面の記事である。


奥多摩の地図です。
上方左、大滝村にロープウエイ
があり、そこから三峰神社付近
まで登るので、比較的容易に
雲取山に行けるので人気の
コースである。
左側、赤字「92」文字近く「埼玉県
山梨県の文字付近に「雲取山」が
あります。
そこから下に山梨県・東京都の
県境尾根を下ると鴨沢部落、奥多摩
湖に出ます。
太田蘭三(おおたらんぞう)作・「脱獄山脈」です!
一刀猛(いっとうたけし)と数名の脱獄者が多摩刑務所
を脱獄し、奥秩父山塊、北アルプスと逃亡するスリル
満点のサスペンス小説であります。

その他、山岳小説といえば「新田次郎」が有名で、よく
読んだものです!

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