太田川ダム・友田家・シルクロードMu
2010・5・12
曳馬公民館「郷土史研究会」主催の”現地めぐり”として遠州森町に昨年完成したばかりの
「太田川ダム」を見学してきました。
ダム職員<静岡県袋井土木事務所>からの説明後、ダムでできた「かわせみ湖」を半周散策をし
てきました。天気にも恵まれまして、大展望台に登り、そこからの展望、ダム全体の景観は圧巻でした。

公民館を9時に大型バスで出発しました。35名ということでしたが、直前に4名の方がキャンセル
されたということで、31名での出発でした。まず、森町の「アクティ森」によりましたが、定休日ということ
でトイレだけを借りて、国指定重要文化財「友田家住宅」を見学しました。
友田家は、太田川ダム「かわせみ湖」手前の程近くに存在していました。

友田家は、太田川の源流に近い東亀久保<ひがしかめくぼ>の草分けの家で、祖先は出雲の
刀鍛冶だと言われていて、その昔、朝廷に仕えようとしたがかなわず、鎌倉に下る途次、この山深い
飯田荘鍛冶島村亀久保平<いいだのしょうかじしまむらかめくぼだいら>に土着し、その後、東亀久保
に移り住み現当主は47代目だと言われているそうです。

今では、古民家宿泊ということで、素泊まり一泊一人3千円で泊めてくれるそうだ。かまどでご飯を炊い
たりの体験宿泊が好評とか・・ 47代目のご夫妻が隣に住んでいて、子供たちは他所に出ていっている
そうです。

太田川ダムに通じる道路から、友田家は下ったところにあり
ます。マイクロバスなら友田家のそばまで行けるそうですが
大型バスはユーターンができないそうで、道路から歩いて
向かいました。15分程かかったでしょうか。
かやぶき屋根の家が友田家です。昭和48年に国指定重要
文化財に指定されたそうです。
友田家住宅の全景です
正面の土間への入り口と「オオカミ除け」という格子戸がみえ
ます。原型は全面がオオカミ除けだったそうですが、復元時
にいまの状態になったそうです。
オオカミ除けとは、オオカミが襲ってきたときに、この格子戸
から鉄砲でオオカミを撃って退治したそうです。
手ぬぐいをかぶった方が47代目のおかみさんです。
いろいろと先祖のことや、今の宿泊客の説明をしてくれました。

友田家からバスで数分のところにある「太田川ダム」です。

土木事務所職員の説明を聞いています。
ダムそばの管理事務所のところです。
ダムの説明を聞いたあと、大展望台に登り、昼食を食べて
から展望を楽しみました。ここまで上がってきたのは5人程
でした。ダムの水をたたえた、これを「かわせみ湖」と呼ぶよ
うにしたそうです。大展望台のダムとは反対側からは、アクト
タワーも小さく望めました。
ダムを上流から眺めています。画像、左側から歩いてきて
画像右側に廻りこみバスの駐車している場所まで歩きまし
た。約40分程でした。
前方、ダムの右側にジグザグ階段状の道が見えます、これ
は大展望台への昇降路です。
大展望台から、ダムの全景です。
太田川ダムの説明図です。
郷土史会の面々で、ダムの説明を受けるところです。

太田川ダムから、バスは磐田市豊岡にある、浜名梱包輸送 鈴木氏のコレクションを展示している
という「シルクロードミュージアム」へ

ミュージアムの建物は、釘を一本も使わない神社仏閣同様の
200年前の豪農の建物を再現したとか。
入場料は800円でした。
入口の門構えです
貴婦人像頭部
2〜3世紀、粘土ガンダーラ出土、と表示されていました。
舗床モザイク、だそうで細かなタイル状の石を張り付けたもの
で着色はしていない石固有の色合いだそうです。
胡人乗る駱駝
7〜8世紀、素焼きの土器、中国で出土、とありました。
青釉銀化四耳壺
7〜8世紀、イランで出土、とありました。

バスは、ミュージアムを15時に帰途につく、曳馬公民館には16時30分到着でした!
きょうも一日、楽しみました!

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