長女のこと
2007・4・21
私の長女は、昭和42年生れの今年大台の40歳となった。
子供は、ふたり、一男一女である。夫の協力もあって、美容室をやっていけるようになって
きた。子供たちも高校、中学になり安定した生活かとおもわれた。しかし、異変が起こった。

夫が失踪したというのである。家は、夫の実家の敷地内に親が家を建ててくれているので
住むにはよいが、生活費が大変である。長女は、子供ふたりを育てるために美容室は勿論
夜はパート勤めをしているという。

また、夫が失踪したのが、もう6年も前のことだというのである。私も、前から何かあるな、と
は感じていたのであるが、こんなことになっているとはおもわなかった。実家には毎年歳暮中元
の連絡はしているし、そんな気配を微塵もみせていなかったから・・


しかし、このような実態を知ったからには、私も黙ってはいられない。
でも、救われるのは、長女を初め子供たちの明るさである。長女も、今は吹っ切れたのか、夫
に感謝の気持ちがあるという。こうして美容師になれ、店ももてたというのは夫あってのことだと
いう。これは、少なくとも長女の強がりというか、そうでもおもわないとやりきれなさがあるのだと
おもうと親として不憫にかんじるのである。

この間の「フィリピン家族旅行」のときも三人は、凄く明るく楽しそうであった。何の心配もない
ように感じられた。しかし、私の気持ちはおさまらなかった。子供の養育費も支払わなく、どこ
かで安穏と生活しているかとおもうと、黙ってはいられない。娘のこととはいえ・・

夫との両親とも話をして、娘を守ってやりたいとおもっている。勿論、娘の意見を聞いてからの
話しではあるが・・ 来月、娘のところを訪れて、よく話をしてみようとおもっている。

長女のよさは明るさだとおもっている。いつまでも、その明るさをもって力強く生きていってもらい
たい!

どちらが親だか? この明るさがいい!

子供孫たちへ

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